多くの人はこれまでのさまざまな経緯で、いつの間にか数多くの銀行通帳を持っています。
なんのためにこんなに多くの銀行口座を持っているのでしょう。
それらは、将来に備えるための預金になっているでしょうか。
それとも何らかの定期的な支払いのための引き落とし口座なのでしょうか。
その通帳はなんのためにあって、本当に必要な口座なのかという点を、資産を管理するという観点から見直してください。
通帳をたくさん持っていたほうがいいというものではありません。
管理する対象は少なくするに越したことはないのです。
覚えておくだけでも大変です。
複数の通帳とキャッシュカードをなくさないように管理するのも大変です。
それにキャッシュカードの暗証番号はどうしていますか。
あまりにも口座が多くて、誕生日など覚えやすい番号に統一してしまっていないでしょうか。
通帳を多く持つということは、それだけめんどうな管理の負担を背負うことになるのです。
近年、偽造キャッシュカードによる犯罪が増えています。
この損害は、原則として金融機関が負担することになっています。
しかし、預金者の責任に帰すべき十分な理由がある場合は、預金者が損害を被ることになっているのです。
例えば暗証番号のメモをカードと一緒に保管していた場合や、預金者自身の生年月日、預金者の自宅や勤務先の電話番号・住所など外部から容易に推察され得る番号を暗証番号として使用していた場合のほか、暗証番号と同じ番号を金融機関以外の第三者との取引で使用していた場合には、銀行は損害を補てんしません。
つまり、あなたの責任になってしまうのです。
複数の暗証番号を混乱せずに整然と記憶するというのは大変なものです。
だからこそ、まずは通帳の数を減らすべきなのです。
預金をまとめてそれなりの金額になるのなら、普通預金のままでいいのか、大した利息はつかないかもしれないけれども定期預金にしたほうがいいのか、すぐに検討します。
すぐ使うおカネ、大きな支出の予定に備えるおカネなど、きちんと預金の性格付けをして、通帳の数を絞り込みましょう。
普通の個人投資家の場合であれば、給与振り込みやクレジットカードの引き落としなどの生活費用の口座と、資金運用を意識した貯蓄用の口座の2種類で十分なはずです。
この絞り込み作業のことを、英語では、「プルーニング(pruning=剪定作業)」と言います。
伸び放題になっている枝葉を放ったらかしにせず、はさみでチョキチョキ切ってきれいに見えるようにする。
こうして、預金という金融商品を管理しやすくするのです。
普通の脱毛器と限定の脱毛器があったなら、ついつい限定品の方を選んでしまいますね。
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